「バッテリー上がり!ブースターケーブルをつなげようと思うけど、間違えたらどうなるの?」と不安な気持ちになっていませんか?
不意に起こるバッテリー上がり。自分でジャンピングスタートを試みようと、ブースターケーブルを手にしても「失敗したらどうしよう」と思いがち。
というのもブースターケーブルのつなぎ方を間違えると最悪、出火やショートし思わぬトラブルになってしまう恐れも……。
一見するとむずかしそうなブースターケーブルのつなぎ方。でも実はつなぎ方のコツさえ理解してしまえば誰でも簡単にできることなのです。
今回はバッテリー上がりに対応するため、正しいブースターケーブルのつなぎ方について解説します。
ブースターケーブルをつなぐ順番の理解をしておけば、バッテリー上がりに備えられますよ。
目次
バッテリー上がり正しいブースターケーブルのつなぎ方
車のエンジンをかけようとして気づくバッテリー上がり。救援者の手配を済ませ、いざブースターケーブルをつなごうとして手を止めた経験はありませんか?
ここからは正しいブースターケーブルのつなぎ方を解説するので、今後のためにもしっかりと理解しておきましょう。
ブースターケーブルをチェック!
ブースターケーブルに異常がないかまず確認しておきましょう。
- ブースターケーブルを覆っている膜に破れや傷はないか
- ブースターケーブルの断線はないか
- クリップ部分の破損や欠損はないか
以上を確認したあと、ブースターケーブルを正しくつないでジャンピングスタートを試みましょう。
ブースターケーブルの正しいつなぎ方の順番
ここではバッテリー上がりを起こした車は便宜上「故障車」とします。
- 故障車・救援車お互いのバッテリー位置を確認し接続可能かチェックする
- 故障車のバッテリー「+(プラス)」端子に「赤い」ケーブルをつなぐ
- 救援車のバッテリー「+(プラス)」端子に「赤い」ケーブルをつなぐ
- 救援車のバッテリー「―(マイナス)」端子に「黒い」ケーブルをつなぐ
- 故障車エンジンの金属部分もしくはバッテリー「―(マイナス)」端子に「黒い」ケーブルをつなぐ
- 救援車のエンジンをかける
- 少しだけ時間をおいて(3~5分程度)故障車のエンジンをかける
以上がバッテリー上がりを起こした際利用したい、正しいブースターケーブルのつなぎ方です。必ずつなぐ順番を守ってくださいね。
ブースターケーブルの正しい取り外し方
ブースターケーブルを正しくつないでジャンピングスタートが成功したら、ブースターケーブルを取り外す作業です。
基本的にはつないだ手順を逆にすれば正しく取り外せます。
ケーブルを外し終えたら救援者のエンジンはすぐに切っても構いません。ですが故障車のエンジンはしばらく動かしておきましょう。
ブースターケーブルを取り外す際に注意すべきこと
ブースターケーブルを取り外す際には最大限の注意が必要です。
エンジン付近にあるベルトやファンに触らない
感電に注意する
シャツの裾が巻き込まれて思わぬトラブルになったケースや、指をはさんでしまったというケースも残念ながら報告されています。
エンジンがかかったことから気もゆるみがち。挟んだり巻き込んだりしないよう注意しながら作業をおこないましょう。
ブースターケーブルとは?仕組みを理解しよう
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブル。必ず赤と黒の2本セットになっています。ケーブルの先端にはクリップがついており、洗濯バサミのようにはさんで使用します。
ブースターケーブルは銅線で作られていますが、丈夫な皮膜で覆われているので銅線部分を直接触る心配はありません。
赤と黒に色分けすることでブースターケーブルをつなぐ際の失敗を少なくしています。
ブースターケーブルの選び方
ブースターケーブルを選ぶ際に確認すべきは許容電流値。というのも乗っている車種によってエンジン始動に必要な電流値に違いがあるからです。
つまりあなたが乗っている車のエンジン始動に最低限必要な電流値でなければなりません。
- 電流値50A以下:軽自動車や400ccまでのバイク
- 電流値80A:排気量2000ccまでの乗用車やバイク
- 電流値100A:排気量2000cc以上の乗用車・ディーゼル車・2tトラック
- 電流値120A:大型トラックやトレーラーなど
(参考:モノタロウ)
ブースターケーブルに限っては「大は小を兼ねる」と覚えておいて損はありません。電流値120Aといった大型トラック用のブースターケーブルを乗用車に使用してよいからです。
ただ逆の場合は注意が必要。たとえば軽自動車用である電流値50A以下のブースターケーブルを乗用車には使用できません。電流値が小さいブースターケーブルを使用すればショートしてしまう危険性があるからです。
長さも一般的には3メートルや5メートルが主流。とくに問題なければ5メートルを選んでおくと車が近づけられない場合でも安心です。
ブースターケーブルも定期的にチェック!
バッテリー上がりに使用するブースターケーブルは基本的に丈夫です。というのも電流がながれるケーブルだからです。
とはいえブースターケーブルの定期的にチェックしておく必要があります。いざというときに使えなければ意味がありませんよね。
- 断線していないか
- 銅線を覆っている被膜に破れなどがないか
- クリップの挟む力が弱まっていないか
- クリップ部分にサビはないか
以上を確認しておくとよいでしょう。
バッテリー上がりを起こさないために
「どうしてもブースターケーブルを自力でつなぐのは不安」という方も多いことでしょう。バッテリー上がりを起こさないための工夫を日頃からしておくと安心できますよ。
定期的に車を走らせよう
車のエンジンには発電システムが搭載されています。そのためエンジンをかけ、車を走らせていると発電しカーエアコンなどの電装品への電力供給が可能です。余剰分はバッテリーへと充電される仕組み。
つまり車を走らせていないとバッテリーに充電されることはありません。
1週間に1度でも車を走らせておくとよいでしょう。天気のよい日が気分よくドライブできるためおすすめです。
バッテリーの定期的な点検をおこなう
車は定期的に点検をおこないますよね。その際バッテリーも一緒に点検をおこないましょう。
バッテリーの寿命は3~5年といわれていますが、車の乗り方によっては早まることも。
バッテリー上がりで困らないためにも定期的な点検が必要です。
ブースターケーブルを自分でつなぐのが不安ならプロに相談:まとめ
バッテリー上がりを起こしたら、ジャンピングスタートをおこないましょう。
ブースターケーブルの正しいつなぎ方の手順は以下のとおりです。
- 故障車・救援車お互いのバッテリー位置を確認し接続可能かチェックする
- 故障車のバッテリー「+(プラス)」端子に「赤い」ケーブルをつなぐ
- 救援車のバッテリー「+(プラス)」端子に「赤い」ケーブルをつなぐ
- 救援車のバッテリー「―(マイナス)」端子に「黒い」ケーブルをつなぐ
- 故障車エンジンの金属部分もしくはバッテリー「―(マイナス)」端子に「黒い」ケーブルをつなぐ
- 救援車のエンジンをかける
- 少しだけ時間をおいて(3~5分程度)故障車のエンジンをかける
ただブースターケーブルのつなぎ方の間違えや、許容電流値を間違えてしまうとショートしてしまうなど思わぬトラブルにもなりかねません。
ブースターケーブルの扱いに不慣れな方は、弊社にぜひご相談ください。
365日24時間休まず営業しており、常に巡回しているため早ければ現場に最短5分で到着可能です。
バッテリー上がりをスマートに解決するお手伝いが可能です。
愛知でバッテリー上がりが起こってしまった際には、弊社バッテリーサービスセンターまでご連絡ください。