エンジンをかけようとしたとき「キュルキュルキュル」と音がなった経験はありませんか?
違和感のある音に「もしかしてバッテリー上がり?」と不安になることも……。
一般的にバッテリーが元気な状態ならエンジンはすぐにかかりますよね。エンジンのかかりが悪いのはもしかしたらバッテリーが弱くなっているのかもしれません。
今回は、突然のバッテリー上がり対策に見逃したくない5つの前兆について解説します。
急なバッテリー上がりで困らないためにも、本記事を参考になさってくださいね。
目次
前兆あり?なし?バッテリー上がりは突然やってくる
突然起こるバッテリー上がり。原因にはさまざまな要素があります。
代表的な原因は以下のとおりです。
- エンジンをかけていないのにエアコンをつけたまま長時間駐車していた
- あまり車を運転しない
- ヘッドライトをつけたままにしていた
- 半ドアだったため室内灯などがついたままになっていた
- そもそもバッテリーの寿命が近づいていた
「まだ大丈夫だろう」と思っていてもいつの間にかバッテリーに充電されていた電力がなくなり、バッテリー上がりが起きてしまうのです。
また一般的に冬場にバッテリー上がりが起きる確率も高くなることが知られています。というのも気温が下がってしまうとバッテリー本体に入っているバッテリー液の温度が下がり、結果的にバッテリーの性能が発揮されず低くなってしまうからです。
バッテリー上がりには前兆があります。ひとつずつ確認していきましょう。
知っておきたいバッテリー上がり5つの前兆
バッテリー上がりの前兆を知っておけば、あらかじめ対応ができますよね。バッテリー上がりが起きて困らないためにも確認しておくことが大切です。
ここからはバッテリー上がりの代表的な前兆として5つ紹介します。理解を深めておくと安心です。
夜道走行中ヘッドライトが暗く感じる
夜道を走行中「いつもより暗く感じる」と思ったら、バッテリー上がりの前兆かもしれません。
ヘッドライトは電力を消費します。バッテリーの充電が不十分だと電力供給が受けられず、明るさが足りなくなってしまうのです。冬場や夏場はとくにエアコンを併用しますよね。バッテリーに蓄えられた電力は、無限ではありません。どんどん消耗されていきます。
ヘッドライト点灯時にいつもより暗いと感じたらバッテリーの劣化を疑いましょう。
エンジンのかかり具合が悪い・勢いが感じられない
車の変調を最も感じやすいのがエンジンをかけるときです。キーをまわす、もしくはスターターのボタンを押したとき「キュルキュルキュル」などの音がしたら、バッテリーの劣化を疑いましょう。というのもバッテリーに電力が十分充電されていれば、エンジンは勢いよくかかるからです。
エンジンスターターはバッテリーに充電された電力を消費してエンジンをスタートさせます。
エンジンのかかりが悪いと感じたらバッテリーの交換時期でなくとも、早めに対応しておくと安心です。
ウインカーの点滅が遅くなった
右折や左折、駐停車やバック時に使われるウインカー。実はバッテリーに劣化があると点滅が遅くなるのです。というのもヘッドライトなどと同様、バッテリーの電力を使うからです。
たとえばウインカーがまったくつかないのなら、ウインカーそのものの不具合も考えられます。しかし点滅がゆっくりになるなど明らかにいつもと違う状況ならバッテリー上がりの前兆かもしれません。
パワーウインドウの開閉が遅くなった
感染症対策から窓を少し開けて運転することも多くなりましたよね。バッテリー上がりの前兆はパワーウインドウでも確認可能です。
というのもパワーウインドウは電力を消費して動くから。バッテリーが劣化し電力を十分に蓄えられずにいると電力不足を起こし、パワーウインドウがスムーズに開閉しません。
アイドリングストップの回数が減ってきた
近年の車に装備されているアイドリングストップ機能。車が停車するとエンジンが止まり、ブレーキから足を離すとエンジンをかける仕組みです。
環境に優しいことから多くの車が採用していますよね。
もしも信号待ちなどでアイドリングストップする回数が減ったり、アイドリングストップしなくなったりしたのなら、バッテリーを交換する時期かもしれません。
頻繁にエンジンを切ったりかけたりする行為が、バッテリーの電力を相当使うからです。電圧を確認してみるのもよいでしょう。自分で確認するのが不安なら、カー用品店やガソリンスタンドなどを利用してみるのもひとつの方法です。
バッテリーには寿命がある「定期的な交換」が必要
バッテリーの寿命はおよそ3年。車をどのように使うのかによって前後するため、およそ2~4年と考えましょう。
新車購入後から初回は3年、以降2年ごとの車検に合わせてバッテリーの交換を行うとスムーズです。
また通販を利用するのも方法のひとつ。古くなったバッテリーの引き取りまでサービスしている場合もありますよ。
ひとたびバッテリー上がりが起きれば自然回復することはなく、バッテリーの交換が必要です。
あらかじめバッテリー上がりの前兆はないか日頃から確認しておくとよいでしょう。定期的な点検も忘れずにしておくと安心です。
バッテリー上がりに新型コロナ感染症の影響
昨今よく耳にするのが「買い物は週に一度にした」などです。感染症対策からとのことですが、実はバッテリー上がりの原因にもなるのです。
新型コロナ感染症がもたらす影響は計り知れません。以前は気軽に外出していたのに、外出を控える人も多くなりましたよね。
つまり外出を控える人が多くなるのに比例して、バッテリー上がりの相談件数も増えているのです。原因は「あまり車を運転しなくなった」こと。
自粛が解除されると車を利用する機会が増え、バッテリー上がりに気づくパターンが非常に多いのです。
バッテリーの寿命は車の使い方によって大きく左右されます。
あまり車を運転しないとバッテリーに十分電力が蓄えられず、自然放電も重なることから気づけば「突然バッテリー上がりが起きた」ことになってしまうのです。
中には買い物中、駐車場からでようとしてバッテリーが上がってしまっていたケースもあります。
バッテリー上がりはいつどこで起きてもおかしくはないのです。日頃からの点検と前兆を見逃さない工夫が大切です。
あおり運転対策もバッテリー上がりの原因?
あおり運転から悲しい事故が起きてしまった……。報道で目にする機会が増えた残念なケースです。
あおり運転の対策から多くの人がドライブレコーダーをつけるようになりましたよね。自己防衛にもなりますし、証拠として提出できるからです。
ドライブレコーダーはあおり運転対策として便利なアイテム。ですが使い方によってはバッテリーの寿命を早めてしまう可能性もあります。
走行中のみ録画する設定なら問題はありませんが、夜間駐車中常時監視モードにしておくとバッテリー上がりを起こしてしまいます。
バッテリーは車の走行中に充電される仕組み。駐車中は車が動きませんからバッテリーに電力を充電させられず、結果的にバッテリー上がりが起きてしまうのです。
とはいえ、あおり運転対策としてドライブレコーダーは必須ともいえるアイテム。設定などを見なおし上手に活用しましょう。
バッテリー上がりで困ったらプロに相談:まとめ
バッテリー上がりは、予想されることではないだけに、困ってしまう出来事ですよね。
自分一人だけでは対応できずに時間ばかりが過ぎていくこともあります。
「なぜ?突然に……」と思うバッテリー上がりですが、実はバッテリー上がりには代表的な5つの前兆があるのです。
- 夜道走行中ヘッドライトが暗く感じる
- エンジンのかかり具合が悪い・勢いが感じられない
- ウインカーの点滅が遅くなった
- パワーウインドウの開閉が遅くなった
- アイドリングストップの回数が減ってきた
以上のようなことがあったら早めにバッテリーの交換をしておきましょう。
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