「バッテリー上がり?自分でどうにかしたいけど……」
「ハイブリッド車に乗っているけど、ケーブルつないでも大丈夫?」
といった疑問や悩みはありませんか?
バッテリー上がりが起きたとき、自分で対応すべきかプロに依頼すべきか迷ってしまいますよね。というのもロードサービスなどに依頼した場合、いくらかかるか金額的な不安があるからです。
とはいえ、自分で対応するのもやり方がわからなく心配に……。
バッテリー上がりの対応は一般的にブースターケーブルを使ってのジャンピングスタートですが、実はやってはいけないこともあるのです。
知らなかったばかりに思わぬトラブルを招く恐れも……。
今回はバッテリー上がり時に気をつけるべき、代表的な3つのやってはいけないことを解説します。
合わせてアイドリング中でもバッテリーが充電されるのかについて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
バッテリー上がりでやってはいけない3つのこと
気をつけていても突然起こるバッテリー上がり。
対応したくても「ちょっと自信ないなぁ」という方も多いのではないでしょうか。
ここからは思わぬトラブルを未然に防ぐためにも、バッテリー上がりにやってはいけないことを3つ紹介します。
応急で充電した後はエアコンなど電装品の使用を最低限に
予期しないバッテリー上がり。「どうして今なの?」とがっかりしてしまいますよね。
ブースターケーブルを使用するなど応急処置を済ませただけのバッテリーは、わずかな電力しか実は充電されていません。
エンジンをかけ、車を動かせるギリギリのわずかな電力しか充電されないのです。
応急でバッテリー上がりの対応をした場合は、エアコンやオーディオなどの電装品は最小限の使用にとどめましょう。
バッテリー上がり状態を長期間放置せず早めに対応する
バッテリー上がりをそのまま長時間放置しても自然充電はされません。というのもバッテリーはエンジンが動いている状態ではじめて充電される仕組みだからです。
車を走らせるとエンジンの動力、つまり回転する力を利用しオルタネーター(発電機)が動き電力を発電させます。
エアコンやカーオーディオなどの電装品へ電力は優先的に使われ、余剰分の電力がバッテリーに蓄えられます。
長時間バッテリー上がりを放置しては、バッテリーに電力を供給できません。エンジンがかからないばかりか、車を動かせないことによるさまざまな弊害を引き起こします。
- 車を動かさないためタイヤが変形してしまう
- スマートキーが使えないため車の中のものが取り出せない
- バッテリーがどんどん劣化してしまう
以上のような症状が悪化してしまうと、修理代もかさんでしまいます。
バッテリー上がりを長時間放置せず、早めに対応することが望ましいです。
対応できないと判断したらプロを呼ぶ
ブースターケーブルを使用したジャンピングスタートや、充電器による対応などバッテリー上がりの対応はいくつかの方法があります。
ただ車の仕組みをよく知らなかったり、ケーブルのつなぎ方がわからなかったりした場合、思わぬトラブルになってしまうことも実はあるのです。
自分で対応できないと判断したら、早めにロードサービスやプロのバッテリー業者に依頼しましょう。無理は禁物です。
ハイブリッド車がブースターケーブルを使ってはいけない理由
自家用車は主にガソリン車とハイブリッド車の2種類に大きくわけられます。
バッテリー上がりで対応するとき、ブースターケーブルを使用する場面がありますよね。
たとえばガソリン車がバッテリー上がりを起こしたとき、救援車がハイブリッド車だとブースターケーブルの使用は望ましくありません。
ここからはハイブリッド車がブースターケーブルを使用してはならない理由について解説します。
電力の違いからハイブリッド車が故障する可能性もあるから
ガソリン車が使用するバッテリーはひとつです。しかしハイブリッド車が使用するバッテリーは実はふたつあります。
ひとつはエンジン始動用のメインバッテリー、もうひとつはハイブリッドや電気自動車のシステムを動かす補機用バッテリーです。
たとえケーブルでつないだとしてもエンジンをかけた途端、大きな電力が流れてしまいます。というのもガソリン車のバッテリーとハイブリッド車のバッテリーでは使う電力が違うからです。
ガソリン車をハイブリッド車が救援しようとすると、ブースターケーブルでつなぐのは可能ですが、ハイブリッド車のエンジンをかけた途端負荷がかかります。
結果的にハイブリッド車の電源系統などにトラブルが発生する可能性もあるため、ハイブリッド車はガソリン車の救援には向かないのです。
あなたがもしもガソリン車を使用しているなら、バッテリー上がり時の救援はハイブリッド車以外にしましょう。
ガソリン車からハイブリッドへの救援は可能?
ハイブリッド車はガソリン車の救援をするのはおすすめできません。
でも実はガソリン車はハイブリッド車の救援が可能なのです。
ハイブリッド車の補機用バッテリーは、システムを使用する際に必要なバッテリーです。そのためハイブリッド車の補機用バッテリーが上がってしまうと困ってしまいます。ガソリン車は補機用バッテリーの救援が可能です。
トラックのバッテリーが上がった場合の対処法
トラックのバッテリー上がりも大まかな流れは自家用車と大差ありません。
まずは本当にバッテリー上がりなのか確認をしてみましょう。
セルモーターが回転しているようなら、バッテリー上がりが疑われます。逆にセルモーターが回転していないようなら、警告灯を確認しましょう。バッテリー以外の原因が考えられます。
電圧が違うためトラックの救援には一般乗用車ではなく、トラックが望ましいです。
ただトラック同士でも注意が必要です。12Vなら救援車も12Vである必要があります。24Vなら24Vの救援車を依頼しましょう。
手に負えないならロードサービスもしくはバッテリー専門のプロを呼ぶと安心です。
アイドリング中でもバッテリーは充電される?
アイドリング中でもバッテリーは充電されます。ただしわずかにしか充電されません。アイドリング中ではエンジンの回転が、走っているときよりも少ないからです。
アイドリング中のバッテリー充電にはいくつかの注意点があるため、確認しておきましょう。
騒音に注意するなど近隣への配慮を
昨今子どもが公園で遊ぶだけで、騒音だと苦情がくるケースも増えています。報道などで目にした方も多いのではないでしょうか。
公園では遊具などが禁止されつつあり、一昔前のように花火やボール遊びを禁ずる公園すらあります。
アイドリングしていただけで通報されたというケースも実は珍しくありません。
エンジンをかけっぱなしだと所有者は気にならなくても、わずかな音を気にする人も中にはいます。近隣への配慮も必要なのではないでしょうか。
アイドリングで充電する目安時間
アイドリングで充電する目安時間は30分~1時間ほどです。意外にも長時間ですよね。なぜ時間がかかるのかは、エンジンの回転数が関係しています。
車が走行しているのならエンジンの回転数は増え、アイドリング中はエンジンの回転は少ないのです。
バッテリーにしっかりと充電をしたいのなら、車を30分ほど走らせた方がはやいですよ。
アイドリングで充電する際に必要なこと
アイドリングで充電を試みるなら、電装品のスイッチを切っておきましょう。というのも充電しているのに電力を消費するからです。
エアコン・カーナビゲーション、ヘッドライト、カーオーディオなど電装品の電源はオフにしておきましょう。
バッテリー上がりの対応は慎重に!困ったらプロへ相談:まとめ
バッテリー上がりで注意すべき点は、ガソリン車の救援にハイブリッド車は向かない点です。またトラックのバッテリー上がりの対応も同じ電圧同士でつなぐ必要があります。
ただバッテリー上がりの対応は素人には難しいもの。
バッテリーは重たいですし、昨今感染症対策から他人とできれば接触したくないと考える人も多いからです。救援を気軽に依頼するわけにもいきませんよね。
愛知県内でバッテリー上がりを起こしてしまったら弊社にご相談ください。
365日24時間待機しているため、お電話1本いただければ最短5分で現場まで駆けつけます。
電話のみならずメールの対応も可能です。
バッテリー上がりでお困りの際は、弊社までお気軽にご相談ください。