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エアコンでバッテリーが上がることはある?かしこく使うコツや対処方法について解説!

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普段何気なく停車中にもエアコンを使用している方は多くいるかもしれませんが、実は停車中のエアコンの使用はバッテリー上がりにつながる恐れがあります。

ではどのくらいエアコンを使用するとバッテリーが上がってしまうのか、どうしてエアコンを使用するとバッテリーが上がってしまうのかについてご紹介していきます。

夏や冬の間、特に使用するエアコンを賢く使うためにも是非参考にしていただければと思います。

バッテリー上がりとは?

発電量よりも消費電力が上回ると車に搭載されているバッテリー内部の電力がなくなってしまいます。

スマートフォンのバッテリー切れのように、車のバッテリーが切れ、車が動かなくなる状態をバッテリー上がりといいます。

 

バッテリー上がりとエアコンの使用は関係ある?

冒頭でご紹介したように、バッテリー上がりとエアコンの使用には関係があります。

車に使用されているオーディオ機器やヘッドライトといった電気系統は、バッテリー内部にたまった電力を消費していきます。

バッテリーにある電力は、オルタネーターと呼ばれる発電機器から発電された電力が充電されています。

エンジンの回転数が上がることにつれて、オルタネーターの発電量も増えていきます。

一方で回転数が低い停車中やアイドリングストップ中は、エンジンが停止していなければ、停車中でも発電するのですが、発電量が走行中に比べて減っていきます。

バッテリー上がりは、「消費電力>発電量」になると上がってしまうため、発電量の低い停車中にエアコンを使用するとバッテリーは上がりやすくなってしまいます。

特にエアコンの使用は、オーディオやヘッドライトに比べて消費電力が多いとされています。

エアコンの過剰使用は燃費悪化につながる

エアコンを使用すると、走行可能距離が減ってしまうことをご存知でしょうか。

車の電力はオルタネーターが発電した電力を使用していると解説しましたが、オルタネーターは自力で置くことができる機器ではありません。

簡単にいえば、エアコンやヘッドライトといった機器はオルタネーターを動かすためのガソリンを消費して動いているのです。

特にエアコンは他の電装品と比べて電力消費が激しく、使用し続けていると燃費が10%減り、ガソリンの消費も増えていきます。

賢くエアコンを使用すれば、バッテリーが上がるリスクを軽減させることができるのですが、燃費が悪くなった車で使用し続けていると突然バッテリーが上がってしまうトラブルが起こる可能性があります。

どのくらいエアコンを使用するとバッテリーが上がる?

車は、停止中でもエンジンがかかっていれば燃料を消費します。10分間のアイドリングで約130cc程度の燃料を使います。
走行していなければムダな消費ですので、停止しているのであればエンジンをとめるように心がけましょう。

引用:JAF「停止時のエコ運転術(誰でもできるエコ運転術)」

上記にご紹介したように、JAFによると停車中に使用するガソリンは10分間で130cc程度とされています。

ガソリンがなくならない限り、バッテリーには少しずつ電力が充電されていきますが、エアコンを使用していなくともガソリンはどんどん消費していきます。

エアコンを使用しない場合のガソリン消費時間

    • 10分間=130cc
    • 60分=130×6=780cc(0.78l)
    • 軽自動車ガソリン容量30lの場合
      30÷0.78=38.4時間
    • 普通自動車ガソリン容量60lの場合
      60÷0.78=76.9時間

 

では、エアコンを使用しているとどうでしょう。

先ほど、エアコンを使用していると10%も燃費が上がると紹介しました。

つまり、エアコンをしようすると140-150cc消費があがることになるので、下記のような消費量になります。

エアコンを停車中に使用したときのガソリン消費時間

  • 10分間=140cc
    60分=140×6=840cc(0.84l)
    60分=150×6=900cc(0.9l)
  • 軽自動車ガソリン容量30lの場合
    30÷0.84=35.7時間
    30l÷0.9=33.3時間
  • 普通自動車ガソリン容量60lの場合
    60÷0.84=71.4時間
    60÷0.9=66.6時間

 

これはあくまでもバッテリーが劣化していなかったり、オルタネーターの発電量が低下していないときによるものです。

バッテリーの負荷が大きくなる夏や冬の時期だと、もう少し使用時間が短くなることがあります。

あくまでも目安なので、過信しないよう普段から車のバッテリー状態などをチェックするようにしましょう。

【関連記事】「バッテリー上がりは寒い冬こそ要注意!その理由や簡単にできる5つの予防方法についてご紹介」

エアコン以外でバッテリーが上がる原因

エアコン以外にも、バッテリーが上がる原因は多々あります。

  • ハザードランプをつけっぱなしにしてしまった
  • 室内灯もしくはヘッドライトをつけっぱなしにしてしまった
  • 車を長期間動かしていない

 

など、バッテリーの電力を消費させてしまうような車の使用方法をしているとバッテリーが上がってしまうことがあります。

先ほどご紹介したように、車の発電量よりも消費電力が上回ってしまえばバッテリーは上がってしまいます。

【関連記事】「車のバッテリー上がりの原因と症状を確認して適切に対処する方法!予防法も合わせて解説!」

エアコンでバッテリーが上がらないようにするためには?

電装品を利用することで上がりやすくなってしまうバッテリーですが、エアコンを賢く使うことでバッテリーの電力の消費をおさえることができます。

全くつけないのでは、熱中症になってしまったり、冬場だと寒さで健康に影響を与える可能性があります。

エアコンを全くつけないのではなく、工夫して使うようにしましょう。

エアコンによるバッテリーが上がらないようにするためには、

  • 風力を弱めて使用する
  • 極端な設定温度にしない

 

といった対策を行うと快適かつ節電したドライブを楽しむことができます。

ちなみに一度上がってしまったバッテリーは、劣化している可能性があるので、バッテリーが上がった時点で新しいものに交換してしまうのもバッテリーが上がりにくくなるコツだといえます。

エアコン以外にも、停車中はオーディオ機器の使用を控える、駐車中はヘッドライトを消す、乗り降りのときに室内灯・ハザードランプ・ヘッドライトが消えているかどうか確認を行うとバッテリー上がりのリスクを軽減させることができます。

【関連記事】「バッテリー上がりを防ぐには事前に予防対策を行おう!防止方法についてプロが分かりやすく解説」

エアコンの長時間使用はバッテリーに影響する

今回は、エアコンの使用によるバッテリー上がりの仕組みや対処方法についてご紹介していきました。

エアコンの使用を控えてもバッテリーがあがってしまったら、

  • 救援車から電力を分けてもらう「ジャンプスタート」
  • 車のバッテリーを直接充電する機器「ジャンプスターター」を利用する
  • JAFなどのロードサービスを利用する

 

といった方法で解決することができます。

エアコンの長時間使用でバッテリーはすぐには上がらないものの、過度に使用したり、停車中に長時間使用することでバッテリーは上がりやすくなります。

停車中の電機系統の使用は節電を心懸け、万が一に備えて賢く車を利用しましょう。

【バッテリーサービスセンター】では、こうしたバッテリーに関するトラブルのご相談を24時間365日承っております。

是非、お気軽にご相談ください。

 

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