車のキーをまわすまたはエンジンスターターのボタンを押したとき、あなたは
「車のエンジンがかからない!どうしよう!」とおどろいた経験はありませんか?
車のエンジンがかからないと困ってしまいますよね。
車のエンジンがかからないのはよくあることです。というのもバッテリー上がりのケースがほとんどだからです。
今回はバッテリー上がりの対応について解説します。
バッテリー上がりの原因や症状を理解すれば、突然のバッテリー上がりでエンジンがかからなくても上手に対応できますよ。
目次
バッテリー上がりとは?バッテリーが上がったときの見分け方
車のエンジンがかからないと、
「昨日までは大丈夫だったのに」
「ついさっきまでエンジンかかったのに……どうして?」などと疑問に思ってしまいますよね
同時にがっかりした気持ちにもなってしまいます……。
バッテリー上がりなのか、エンジントラブルなのかを見分けるのは実は簡単です。
ここからはバッテリー上がりの主な症状と、バッテリー上がりの見分け方について解説します。
バッテリー上がりとは?主なバッテリー上がりの症状
バッテリー上がりとは、車で使用する電気量がバッテリーに蓄積されている電気量を超えた場合に起こる現象です。
バッテリー上がりが起こると、エンジンがかからないため車を動かせません。
バッテリー上がりの見分け方
バッテリー上がりを見分ける方法はたったひとつ。
エンジンをかけたときかからなければ、窓は開くかライトがつくか確認しましょう。
一般的には車のキーをさす、もしくはスマートキーが反応すればパワーウインドーが作動し、窓が開きます。
またライトもつくためエンジントラブルなのかバッテリー上がりかの見分けは簡単につくのです。
エンジンがかからないのに窓は開く、もしくはライトがつくようならバッテリーとは別の原因が考えられます。
バッテリー上がりの正しい対応4つのなおし方
車に乗ろうと思った矢先に起きるバッテリー上がり。
出かけようとしていた気分も下がりますよね。
バッテリー上がりを解消するのは簡単です。
ここからはバッテリー上がりの正しい対応として4つのなおし方を紹介します。
実績のあるロードサービスに依頼
プロの業者やロードサービスに依頼しましょう。
車の任意保険に付帯していたり自分で加入したりできます。
ロードサービスに依頼した時間や場所、またはロードサービスを運営する企業にもよりますが早ければ10分、遅くても1時間以内には到着し解決へと導いてくれます。
気になる費用ですが保険会社付帯のロードサービスであれば無料の場合がほとんど。
ただ付帯サービス以外のロードサービスを利用する場合は費用がかかることもあるため注意が必要です。
かかる費用の内訳は「作業料およそ1万円前後+有料道路利用料金(利用する場合)」です。
普段あまり車に乗らない方が長距離のドライブや移動をする場合、少し余分に現金を用意しておくと安心できますよ。
救援を呼んでジャンピングスタート
ジャンピングスタートとは、自分が乗っていた車以外の第三者が利用している車からバッテリーの電気を分けてもらうことです。
必要な道具は以下のとおり。
- 乗っていた車以外の車
- バッテリーブースターケーブル
道具は簡単ですが、注意したい点がいくつかあります。
- ハイブリッドカーは構造上電気を分けてもらえない
- エンジンがかからない車と同じ電圧の車を使用する
ハイブリッドカーや電気自動車の場合、構造上ジャンピングスタートには適しません。
また車同士の電圧が違う場合も故障の原因になりかねないためよく確認しましょう。
一般的な乗用車は12Vですが大型トラックなどは24Vなど、車によって電圧が違うのです。
ジャンピングスタートに使用するケーブルのチェックも入念に行う必要があります。
というのも異常があっては思わぬ事故やトラブルになってしまうからです。
- 断線の有無
- クリップは正常か
- ケーブルを覆っている部分の破損やはがれの有無
ジャンピングスタート用のブースターケーブルは車に積んでおくと安心です。
ですが作業に不安が少しでもあるのならプロの業者に依頼しましょう。
小型バッテリーなどのカー用品を使って自力でなんとかする
ジャンピングスタートをしようにも第三者の手伝ってくれる車がみつからないこともあります。
そんなとき便利なのが小型バッテリーなどのカー用品。実店舗で気軽に購入できるのが魅力です。
車にあまりくわしくないなど初心者にも手軽に扱えますが、手順を間違えるとトラブルの原因にもなります。
取扱説明書にはよく目を通しておくことが重要です。
バッテリーを交換する
バッテリー上がりなら交換してしまうのもひとつの方法です。
大手カー用品店や通販でも気軽に購入できます。
中には古いバッテリーを引き取ってくれるサービスもありますよ。
ただバッテリーはとても重いため、一人で交換するには大変な作業をともないます。
バッテリー上がりを専門とする業者などに依頼すると、手間がかからずスムーズです。
ハイブリッドカーや電気自動車の場合「自力は危険!」
あなたがハイブリッドカーや電気自動車に乗っているのなら、バッテリー上がりの自力修理は危険なのでやめましょう。
というのも特別な手順が必要だからです。
一般的にハイブリッドカーや電気自動車の場合、バッテリーは2種類あります。
- モーターやエンジンを動かすメインバッテリー
- ハイブリッドや電気自動車のシステムを動かす補機用バッテリー
一般的なガソリン車とは違うバッテリーを使用しているのです。
バッテリー上がりを起こしたのが補機用ならば対応可能ですが、メインバッテリーの場合は電圧がガソリン車とは比べものにならないくらい高いため、素人が扱うには危険をともないます。
メインバッテリーが上がってしまったらプロの業者や自動車メーカーのサービス、もしくはロードサービスの利用を強くおすすめします。
バッテリー上がりは自然回復する?
放っておけば「バッテリーが回復するかも?」と思われがち。
でもバッテリーって実は自然回復はしないのです。
できるだけ早めに新しいバッテリーと交換することをおすすめします。
バッテリーには「オルタネーター」という発電機が実はついています。
バッテリーが充電される仕組みは以下のとおりです。
- 車のエンジンをかけるとバッテリーから電力がエンジンスターターに供給される
- エンジンが回転することで発電機であるオルタネーターにより電装品に電力が供給される
- 同時にバッテリーにも充電される
つまりバッテリーは車の電装部分に電力を供給しつつ、充電しているのです。
結果的にバッテリー上がりの車では、電力がバッテリーに充電されることがないため、自然回復は見込めません。
バッテリー上がり代表的な5つの原因
突然起こるバッテリー上がり。「こんなときに限って」と思った方は少なくないはずです。
バッテリー上がりの原因は一体どのようなことなのでしょうか。
くわしく解説します。
ライトをつけっぱなしのままエンジンを切ってしまった
夜間に車を走らせた結果、ヘッドライトを消さずにエンジンを切ってしまったことが原因のひとつです。
電力はどんどん消費されていくのに、車を走らせてはいないためバッテリーに充電されることなくバッテリー上がりを起こしてしまいます。
車によってはエンジンを切ってドアを開ける際、ヘッドライトがつけっぱなしの場合「警告音」がなりますよね。
でも中には古い車をレストアしながら大切に乗る方もいらっしゃいます。
その場合警告音が鳴らないことも想定されるので注意が必要です。
エンジンを切ったらヘッドライトはつけっぱなしではないか、念のためスイッチをさわり確認しておくと安心できますよ。
半ドアで室内灯がつきっぱなしになってしまった
車を降りる際、ドアをきちんとしめたつもりになっていて半ドアになることがありますよね。車は安全のためドアを開けると室内灯がつくような仕組みです。
半ドアのまま室内灯が消えずに長時間放置していると、バッテリーから電力が消費されるばかりで充電はされません。結果的にバッテリー上がりを起こしてしまいます。
ヘッドライト同様、警告がなる場合もありますが車を降りる際は確認しておくと安心です。
バッテリーの経年劣化
バッテリーも経年劣化します。古くなったバッテリーは充電能力が落ちているため、電気を蓄えておく力が弱まってしまいます。
車を走らせる頻度によっても違いはでますが、バッテリーの寿命はおよそ3年前後です。
定期的な交換をしておくと、不意のバッテリー上がりに遭遇せずにすみますよ。
停車時にエアコンを長時間使った
夏場によくありがちなことです。車を停車させたままでエアコンをつけっぱなしにしていると、バッテリー上がりの原因になってしまいます。
バッテリーに充電されることがないのに、バッテリーからどんどん電力が失われてしまうからです。
車の運転をあまりしない
スマートフォンの充電がいつの間にか減っているのと同様、車のバッテリーも実は少しずつ放電しています。
車を走らせていれば充電されるので電力を補えますが、止めっぱなしの車では充電できないため徐々に電力がなくなってしまいます。
知らないうちに放電されるため気がつけばバッテリー上がりを起こしてしまうのです。
「年末年始だし感染症も気になる。実家へは車で……」と久しぶりにエンジンをかけようとしてバッテリー上がりに気づくパターン。実はとても多いのです。
バッテリー上がりを放置するとどうなる?
バッテリー上がりを放置しておいてよいことはありません。
というのも以下の深刻な状況をひきおこしてしまうからです。
- スマートキーが使えないため車の中のものが取り出せない
- バッテリーがどんどん劣化してしまう
- 車が動かせないのでタイヤが変形していく
などです。
バッテリー上がりは放置せず、適切に対応しましょう。
ジャンピングは応急処置!困ったらプロを呼ぼう:まとめ
不意に起こるバッテリー上がり。車に乗りたいと思ったときエンジンがかからないため、気づくことが多い現象です。
バッテリー上がりの主な原因は以下のとおり。
- ライトをつけっぱなしのままエンジンを切ってしまった
- 半ドアで室内灯がつきっぱなしになってしまった
- バッテリーの経年劣化
- 停車時にエアコンを長時間使った
- 車の運転をあまりしない
いずれの場合も確認しておくことで防ぐことも可能です。
バッテリー上がりの対応は電気を通さないタイプの手袋をしておくと安心です。
思わぬ事故を未然に防げるからです。
ただバッテリー上がりへの対応は素人では難しいのも現実。
バッテリーは重いですし、ブースターケーブルをつなげようとして発生する事故も決して少なくありません。
またハイブリッドカーや電気自動車の場合、自力修理は危険なのでやめましょう。
というのもバッテリー上がりを起こしたのが補機用ならば対応可能ですが、メインバッテリーの場合は電圧がガソリン車とは比べものにならないくらい高いため、素人が扱うには危険だからです。
思わぬトラブルや事故を避けるためにも、バッテリー上がりを専門に扱うプロに依頼しましょう。
私たち「バッテリーサービスセンター」は、365日24時間バッテリー上がりに対応可能です。
場所によって最短5分で到着可能。スピーディーにバッテリー上がりでお困りの状況改善に全力を尽くします。
愛知でバッテリー上がりが起こってしまった際には、バッテリーセンターまでお気軽にお問い合わせください。