バッテリーが上がってしまったら、車のバッテリーを充電しなければ車を走行させることはできません。
ただバッテリーに充電させればいいのではなく、バッテリーに充電した後の対処方法も車を再び走行させる上で非常に重要な点となっていきます。
ここでは、バッテリーが上がってしまったその後の方法やバッテリー上がりを解決した後、車をどうするべきかなどについてご紹介していきます。
バッテリーが上がってしまった後の対処方法について知りたい方は、是非参考にしていただければと思います。
目次
バッテリーが上がったらその後はどうするべき?対処方法をご紹介
お出かけ先でバッテリーが上がってしまったとしても、車のバッテリー自体を充電するようにすれば車を動かすことができます。
様々な方法がありますが、ここでは代表的な対処方法をご紹介していきます。
お出かけ先でバッテリーが上がってしまったときに備えて、是非参考にしていただければと思います。
救援車を使ってジャンプスタートを行う
バッテリー上がりといえば、「ジャンプスタート」を行う方法です。
「ジャンプスタート」とは、バッテリーが上がってしまった車に他の車から電気を分けてもらう方法です。
救援車となる車と「ブースターケーブル」と呼ばれる、救援車とバッテリーが上がった車をつなげるケーブルがあればロードサービスに頼らなくても解決することができます。
但し、ジャンプスタートをするには下記の条件を満たす必要があります。
- 救援車とバッテリーが上がった車の電流を適切に流せるブースターケーブルか(電流量が大きいのはNG)
- 救援車とバッテリーが上がった車の電圧が同じか
- 救援車がガソリン車か(ハイブリット車ではできない)
これらの条件を満たしていないと、バッテリーに上手く充電されなかったり、大きな電気が流れて車の電気系統が故障したり、火災の原因となる恐れがあります。
次に、ジャンプスタートの手順です。
- 救援車とバッテリーが上がった車をブースターケーブルが繋げられるよう近づける
- 救援車とバッテリーが上がった車のボンネットを開ける
- 救援車のエンジンを切る
- ブースターケーブルの赤い端子(+端子)をバッテリーが上がった車のバッテリーの+端子につなげる
- ブースターケーブルの赤い端子を救援車のバッテリーの+端子につなげる
- ブースターケーブルの黒い端子(-端子)とバッテリーが上がった車のバッテリーの-端子につなげる
- ブースターケーブルの黒い端子を救援車のバッテリーの-端子につなげる
- 救援車のエンジンをかける(2,000~3,000回転数くらいを5分から10分ほど維持する)
- バッテリーが上がった車のエンジンをかける
- エンジンがかかったらブースターケーブルの黒い端子を救援車のバッテリーから外す
- ブースターケーブルの黒い端子をバッテリーが上がった車から外す
- ブースターケーブルの赤い端子を救援車のバッテリーから外す
- ブースターケーブルの赤い端子をバッテリーが上がった車から外す
- 救援車とバッテリーが上がった車のボンネットを閉じる
これらの手順を間違えなければ、自分たちでもバッテリー上がりを解決することができます。
但し、手順を間違えてしまうと、車の電気系統がショートしてしまったり、つないだとしても車が動かないことがあります。
手順さえ間違えなければ、自分たちでも簡単に行うことができますので、もしバッテリー上がりのトラブルに見舞われたら是非試してみてください。
【関連記事】「ハイブリッド車のバッテリー上がり対処法」
ジャンプスターターを使う
先に解説した「ジャンプスタート」は、救援車がハイブリット車でないこと、救援車をすぐに呼ぶことができる状況でなければ行うことができない方法です。
一人でバッテリー上がりを解決しなければならないときは、車用バッテリー充電器「ジャンプスターター」を使用して解決することができます。
ジャンプスターターとは、いわば車専用の充電器です。
そもそも「バッテリー上がり」とは、車のバッテリーの許容量を超えて電力を消費してしまったことで、車を動かすほどの電力が残っておらず、車が動かない状態を指します。
スマートフォンの充電が0%になると使えなくなるのと同様に、車も充電がなければ利用することができません。
こうした状況を打破する際に利用するのが、車のバッテリーを自分で簡単に充電することができる「ジャンプスターター」です。
ジャンプスターターの使い方は下記の手順になります。
- 車のボンネットを開ける
- ボンネットにあるバッテリーの+端子にジャンプスターターについている赤い端子をつなげる
- バッテリーの-端子にジャンプスターターの黒い端子をつなげる
- 繋げたまま5分~10分ほど放置
- エンジンをかける
- エンジンがかかったらバッテリーの-端子につなげているジャンプスターターの黒い端子を外す
- バッテリーの+端子につ投げているジャンプスターターの赤い端子を外す
ジャンプスタートに比べて手順が少ないので、より簡単にバッテリー上がりを解決することができますが、手順や繋げ方を間違えてしまうと、ジャンプスターターでも車の電気系統をショートさせてしまったり、車が動かないままになってしまうことがあります。
最近のジャンプスターターは、スマートフォンの充電と併用できるものもあったり